「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展」訪問備忘録 [前編] 広告

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いつも食べ物の感想ばかり上げている、食いしん坊ブログになりつつありますが、
今回は推し(刀)に会いに行った備忘録です。

たまにはこんな回があってもいいよね。ということで、
興味がある方がいましたら、この記事にお付き合いください。

先日5~6年ぶりに大倶利伽羅、乱藤四郎と今回初めましての蜂須賀虎徹に会いに
宮城県大崎市で開催されている「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展」に行ってきました!

前回もそうでしたが、今回も最高の体験をすることができたので、
折角なら記憶が残っているうちに備忘録を残さねば!(己の記憶力の低さを舐めてはいけない)
ということで、文字として残すことにしました。

「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展」とは?

そもそも「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展」とは?ですが、
宮城県大崎市にて、一般財団法人 日本刀剣博物技術研究財団様と株式会社ブレストシーブ様が共催で
開催している日本刀の展示会です。

2025/06/07(土)~06/15(日)まで開催されています。

基本的な刀の見方(刃紋や地金などなど)や貴重な刀を間近で見ることができ、
また、2分間自分で実際に刀を手に持って鑑賞する体験会まであるという
刀に少しでも興味のある方にはめちゃくちゃオススメできる展示です。

その他詳細については、下記大崎市のホームページをご参照ください。
https://www.city.osaki.miyagi.jp/shisei/soshikikarasagasu/kyoikuiinkaijimukyoku/bunkazaika/20278.html

実際の展示会参加レポ

古川駅~市役所へ移動し整理券をゲット
私が展示、体験会に参加したのは6/11(水)の平日ど真ん中でした。
平日ど真ん中なら、少し人が少ないだろうと予想してのこの日取りでしたが、
結果、土日よりはましなものの、他の平日と比べるとあまり変わらなかったのかな?と思います。

当日午前中はあいにくの雨。
大俱利伽羅が展示される際は、なんだかんだ、晴れ予報や晴れでも、どこかのタイミングで
必ず雨が降るので、龍の力かな。みたいなことが毎年言われてる気がしますね。
この日も、X(旧ツイッター)では、大俱利伽羅が雨を呼んだのかな(意訳)というようなコメントを
投稿している方がちらほらいらっしゃいました。

大崎市役所がある最寄りの古川駅に到着したのが11時頃。
改札を出た先には、展示のポスターがいくつもおいてあり、
本当に会いに来れたんだな。。。とこの時点で感慨深くなりました。

11:08頃古川駅を出発し、徒歩で市役所に向かいました。
駅から市役所までは1.2kmほどと聞いていたので、
私の感覚的には十分徒歩圏内(15~20分程度)と思っていたので、
バスの利用は考えていませんでした。(無料のシャトルバスは土日のみ運行とのこと)

あいにくの雨で足元は悪かったですが、まだ小雨な方だったので
びしょびしょになることはありませんでした。

大俱利伽羅が雨を降らせているのかな、、、慣れあうつもりはないってこと?
(でも小雨なので、優しい抵抗)
とか考えつつ、20分程かけて市役所へ到着。

11:28頃市役所の入り口前で配布されている整理券を受け取り。
もらった整理番号は600番台前半。

●お昼ご飯&周囲の散策
この時点で220番台の呼び出し&1F展示への入場だったので、
あと400、思った以上に待ち時間が長いかも?と思いつつ、
お昼ご飯を食べる時間くらいは待つことになると想定していたので、
慌てず騒がず、市役所そばの牛タンが食べられる「牛タン炭焼 利休」さんへ入店。

数分待ちましたが、すぐにカウンター席へ案内されました。

どのメニューも美味しそうで迷いましたが、
牛タンのシチューが美味しそうだったので、「選べる!たんのう定食」を注文。
こちらは、牛タンの炭焼きの他にミニ牛たんシチュー、ミニ牛たんカレー、ミニ牛たんトマトシチュー、
ミニ牛たんキーマカリー、ミニ牛たん担のいずれかを選べるセットです。

色んな牛タンを食べたい人向けのありがたいメニューでした。
食べながら脳内で「めっちゃうまい」と叫びながら食べました。

出されたもの何食べても美味しいので、幸福度が爆上がりです。
(まだ展示見れていないのに)
美味しいものはやはり人を幸せにしますね。

・牛たん焼
結論から言うと塩加減も弾力も素晴らしかったです。
美味しすぎて、4枚ではなく6枚にすれば良かった、、、と食べながら何度も後悔するほど
美味しかったです。
少し濃いめの塩加減ですが、噛めば噛むほどうまみが出てくるお肉にベストな味付けでした。
最後の一切れを食べるのが物凄く勿体なくなります。

・牛たんシチュー
たんを煮込むとこんなに柔らかくなるのかい???!という
牛たん焼きを食べた後だからこその衝撃でした。
シチュー自体の味付けもしっかりうまみのあるシチューで、
野菜も一口サイズのものがゴロゴロ入っており、
これだけでも美味しいです。
(でも絶対炭焼きverも食べるべき)

・小鉢
唐辛子味噌(南蛮味噌と言うそう)が想像以上にしっかり辛かったですが、
爽やかな辛さなので、お肉にもご飯にもスープにもよく合いました。
とっても贅沢な味変ですね。と脳内で唐辛子に語り掛けながら
たん焼きと一緒に頂きました。

お新香はしっかり塩味が効いていて、これだけでもご飯が進みます。
唐辛子味噌を食べた後の口の中和剤としても活躍してくれました。

もう一つの味噌和え(多分たんと大根のような野菜?)も
見た目通り味は濃いめ。でも辛さはないので、
こちらもご飯のお供や味変、南蛮味噌を食べた後の中和剤として
役立ってくれました。

・麦飯
ご飯ってなんでこんなに美味しいんですかね。
お米農家さん改めてありがとうございます。と感謝せずに入られなかったです。
麦のぷちぷち感も楽しい。
普通盛りにしましたが、唐辛子味噌やシチュー、スープなど
ご飯のお供に合いすぎるメニューなので、思い切って多めに頼んでも良かったかなと思いました。

・テールスープ
塩加減は濃いめ。でもしょっぱすぎるわけではなく、心地いいしょっぱさ。
梅雨時期だというのに簡単に25度を超えてくる、最近のこの時期にはとっても嬉しい塩分でした。
ご飯にかけて食べても絶対に美味しいし、小鉢の南蛮味噌の辛さを和らげるのにも助かる
美味しいスープでした。

・季節の和菓子
私が行ったときは抹茶のお餅が出てきました。
中には生クリームとこしあん?が入っており、
ふんわりもちもちで、デザートまで美味しいメニューでした。

物凄い幸福感と満足感でお店を出たのが12:30頃。
この時点でまだ340番台の呼び出し。
約1時間で120番程度の進み具合となると、
600番台になるのは更に2時間半かかるかな、、、まだまだ先は長そうです。

利休さんのある建物の向かいに文化財の建物がある「醸室」と書かれたエリアがあったので、
そちらへ足を運びました。
いくつもの蔵が立ち並び、その中にお店が入っていました。
後で知ったのですが、醸室の母屋1,2,3が登録有形文化財に登録されているそうです。

鯛焼のお店がとても気になったのですが、ご飯を食べたばかりだったので、
一旦保留に。
「醸室」のそばには川も流れており、よく見るとすごく大きな鯉が何匹も泳いでいて
びっくりしました。

散策も終わって時刻は12:50頃。
この日は13:30から特別公演が1時間ほどあるとのことで、
展示会整理券の他に講演会の整理券も配られていました。
ただ、私は講演会と展示入場のタイミングが被るかもと思い、
もらっていませんでした。
これだけ時間がありそうなら、もらっておけば良かったなと後悔。

自分の選択の結果なので、仕方ない。ということで、
帰りがバタバタしそうなため先にお土産を買いに行くことに。

周辺のお店ではノベルティを配布して下さる店舗が複数あり、
折角なので、ノベルティをもらえる「菓匠三全」(お菓子屋)さんでお土産を買いました。

単品販売もしてくださっていたので、気になったお菓子を
かたっぱしからカゴに入れましたw
ゆべしが好きなので、ゆべしがあって嬉しかったです。

いざ展示会へ
時刻は13:00過ぎ。
お菓子屋さんを出て、呼び出し番号を確認すると、400番台後半。
この辺りから番号の進みが早まっていました。
特別公演が始まると、抜ける人が出て更に番号の進みが早くなるのでは?と
予想し、一旦市役所へ戻ることに。

13:30頃には560番くらいまで一気に進み、予想が当たったことを確認。
それでもまだ50番くらいはあり、30分くらいは待つことになりそう。

ここでふと、刀を鑑賞できる体験会は、展示の前に受けられないんだっけ??と
疑問に思い、受付の方に確認。
(私が5~6年前に別の場所で同じような展示&体験会に参加した際は、
展示と体験コーナーが分かれており、展示入場前でも
体験会の方へ参加していた人がいたような記憶がありました。
このため、今回もひょっとして、コーナーが分かれていて先に体験会に
参加できたりするかな?と思ったわけです)

結論としては、展示を見ないなら、体験会のみ参加可能とのことでした。
その代わり展示は見れないので、展示も見たいなら
体験会参加は展示を見終わった後になります。とのこと。

導線的に展示会を見終わった先に体験会のスペースがあるためだそうです。
展示ももちろん見たいので、確認のお礼を伝えておとなしく待ちます。

13:40頃、するすると620番台まで呼び出しされ、ようやく1Fの展示スペースへ。
1Fの展示は鎧や鍔、刀の見方の基礎について学べる展示でした。
刃紋や地金にどんな種類があるのか説明があった後、すぐに実物でその様子を見ることができます。
刀を初めて見る方でもわかりやすい展示です。

1Fの展示は15分ほどで見終わりましたが、3Fのメイン展示室に向かう階段の下で、
30~40分程待ちました。
待ち時間は長かったですが、そのおかげで近くの審神者さんとおしゃべりする機会ができました。

14:30頃、3Fのメイン展示室へようやく入ります。
5~6年前の展示では、古刀→新々刀の順番で展示されていたような記憶がありますが、
今回は作刀年代の近い新々刀→古刀の順で展示されており、
清磨の刀が多く展示されていました。(清磨も推しなので嬉しい)

1つのショーケースに刀が3~5本並べられており、
所々に説明のキャプションがおかれています。
説明文も刀の物量も多いので、頭がパンクしそうになりました。
(前回も同じ感じでしたw)

3Fの展示は人が詰まっているショーケースと全然人のいないショーケースと、両極端でした。
この時間になると、遠方組は交通機関の時間制約がある方もいるためか、
係員の方が、「時間のない人は詰まっているところを後ろから追い抜いて、
空いているところに進んでみてもOKですよ」とアナウンスしていました。
(ただし、進むと後戻りはできません)

帰りの新幹線の時間と、体験会への参加を考えると、
詰まっている部分を待っていると、時間オーバーすることが想定されたので、
かなり人が密集しているショーケースは後ろからちらりと見る形で進みます。

印象に残った刀がいくつかありましたが、この備忘録を書いている時点で思い出せるのは
「群千鳥」と号のついた、皆焼の刃紋がとてもきれいな短刀でした。

遂に蜂須賀虎徹、乱藤四郎、大俱利伽羅の展示へ
メイン展示場を抜けると、すぐに蜂須賀虎徹が展示されています。
ちょうど、ショーケースの前には私ともう1人しかいなかったので、
とても見やすかったです。数分じっくりと見て、更に先に進むと、
乱藤四郎の新作、贋作が折紙付きで展示されていました。

数年ぶりだね。と脳内で挨拶。
なぜかショーケースの前は人がおらず、後ろから来る人もいなかったので、
まじまじと2振りを見比べることができました。
以前にも何度か見ていますが、今回ほど長く見られたのは初めてです。

見終わって、ついに大倶利伽羅の展示室前へ。
大倶利伽羅は複数人(MAX6名程度?)で一度に展示室に入って、
2分間だけ鑑賞できる。と聞いていましたが、、、
まさかの私以外に誰も待機列にいないという事態に。
(大倶利伽羅が推しTop3に入るほど好きなキャラなので、この時点でソワソワしていました)

後ろから数人来るのを待つのかなと思っていたら、
係員の方が「どうぞー」と扉を開けてくださり中へ。
そのまま、私だけ入って扉が閉まり、まさかの1人で2分間
大俱利伽羅を鑑賞できました。

また会えたね、久しぶり。と思ったり、
表の2匹目の龍が健在で安心したり、刀袋や鞘が格好いいなと思ったり、
裏面の刃紋が表よりもギラギラで私はこっちの方が好みだなと思ったり、
なんで他に人がいないんです??!と思ったり、
なんか色んなことを思いながらのあっという間の2分間でした。

人が途切れるタイミングだと、こんなこともあるのだなと、
部屋を出てからも動揺を抑えきれない審神者になっていました。

それにしたって、きっと後にも先にも、もう1人で大俱利伽羅を鑑賞できる機会など無いでしょう。
神様ありがとう。

体験会のレポも書いたのですが、長くなってしまったのでそちらは後編へ。

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